知らないと損する Actvision NEWS

『中小企業の財務強化方法(その3)』…財務指針を持ち、金融機関と共有しましょう。

中小企業における財務の強化方法についてシリーズでお伝えしております。第1回目は、「試算表」を作成することの重要性を、続く第2回目は、「資金繰り表」を作成することの重要性をお伝えしました。3回目となる今回は、「中小企業が実践すべき財務戦略」について解説致します。試算表や資金繰り表は、それ自体は単なるデータであり、財務に関する明確な指針を持って初めて価値あるものに変わります。弊所では、「手元キャッシュ
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『日本の生産性が低い理由は…』…ビジネスモデル・分散・安売り、現場ではなく、概ね経営の問題です。

■日本の生産性は著しく低く、先進国の中では最下位レベルです。◆2017年、日本の生産性に関する主要なデータは以下です。1.日本の時間当たり労働生産性はOECD加盟36カ国中20位。2.日本の1人当たり労働生産性(就業者1人当たり付加価値)は  OECD加盟36カ国中21位。3.同年の日本の時間当たり実質労働生産性上昇率は+0.5%。 ※公益財団法人日本生産性本部『日本の労働生産性の動向2018』 
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『中小企業の財務強化方法(その2)』…最低でも向こう1年間の資金繰り計画を立てましょう。

前回のメールマガジンでは、財務管理の強化は試算表の作成から始まることをお伝えしました。しかし、試算表だけ作成すれば十分かと問われると、そうではありません。試算表にはキャッシュベースの収支が分からないというウィークポイントがあります。赤字になっても即倒産はしませんが、資金が底をつくと黒字でも倒産します。そういう意味では、利益管理よりも資金繰り管理の方が重要です。そして、資金繰りの管理を行うツールが「
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『単純(Simple)で高収益(Profitable)な経営をお願いします。』…経営の判断基準は何か?永遠のテーマです。

本年度の経営指針を確認してください。大変不透明な時代が続きます。経済や政治動向などを正確に予測できる人はいません。それだけ世の中が複雑で難解な時代になってしまったのでしょうか。一方、それらの動きに一喜一憂するよりも、自社の経営について、しっかりと考え続けましょう。本年も、皆さま方のお役に立てそうな情報を提供させていただきます。少しでも、貴社の経営に役立てば幸いです。年初に当たって、もう一度、経営の
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『中小企業の財務強化方法(その1)』…試算表を毎月作成し、どんぶり勘定から脱却しましょう。

殆どの中小企業が財務管理に改善の余地があると感じます。財務管理が弱いと、自社の財務状況を金融機関に正確かつタイムリーに伝えられないため、本来融資を受けられる業績であっても、融資を断られる場合があります。融資をスムーズに受けられなければ、成長の機会を逃したり、資金が詰まるという危機に瀕したりしますので、財務管理は強い方が安心です。財務管理強化の第一歩はどんぶり勘定から脱却することです。通帳の残高を見
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『前向きな一年の総括で新年を迎えましょう。』…一年間お世話になりました。感謝・合掌。

いよいよ年の瀬です。一年を締めくくり、良い新年をお迎えください。■一年という時間は、長くもあり、短くもあり、頃合いの時間です。大きな何かを成し遂げるには短過ぎます。一方、真剣に取り組めば、相当のことが出来る時間です。ひとつのステージに目途を付けるのに頃合いの長さです。○年初に何かを決めたとしましょう。一生懸命に取り組めば、年末には何か手応えを実感できるはずです。○さらに、翌年には次のステージを目指
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『事業承継対策の事例』…自己株式と無保証借入により事業承継対策を行った事例をご紹介します。

卸事業を行うA社様の事例です。会社の幹部に経営を引き継ぎたいと考えており、そのための対策が求められていました。事業承継時に最もよくある課題は下記の2点です。1.事業を譲り受ける方が株式の購入資金を用意できない。2.会社の借入に対して連帯保証をすることに抵抗がある。A社も同様に上記の課題に直面していました。資本金は1,000万円(1,000株)ですが、幹部の方が個人的に用意できる資金は100万円程度
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『創業初期破綻理由(経産省調査結果)』…萌芽期(ほうがき)~成長初期、企業の失敗理由

(少し古いデータですが)『経済産業省経済産業政策局新規産業室は、平成19年度創業・起業支援事業において、ベンチャー企業を対象に、失敗、トラブル、ヒヤリとした経験についてのインタビュー調査を実施し、調査結果を事例として取りまとめました。当該調査をもとにベンチャー企業の経営危機データベースを作成いたしました。調査結果の概要は以下のとおりです。』(経産省ホームページより)相当手間暇をかけて調査されたデー
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『金利交渉について』…バランスの良い金利交渉を心がけましょう。

融資を受ける際の金利が決まるメカニズムは、企業側には良く分かりません。金利に無頓着すぎると相場よりも高い金利を支払わされる可能性がありますし、金利にこだわりすぎると金融機関から融資取引そのものを敬遠される可能性があります。◆制度融資の金利日本政策金融公庫や保証協会の制度融資の中には、あらかじめ金利が決められているものがあります。「不況業種の救済」「独立開業者の支援」といった政府の施策に連動している
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『創業者様相談事例(その3)』〔Q&A〕その7:安売り経営は極めて難解です?〔Q&A〕その8:創業時の事業計画書の注意点!絞り込みと地上戦から!

…前回号からのつづきです。創業者様からの相談に対するQ&Aを整理します。経営は百社百様です。故に、これが正解でこれは間違いなどと断定するつもりはありませんが、それでもある程度の方向性をお示しすることはできます。以下、ご確認ください。■〔Q&A〕その7:安売り経営は極めて難解です?●(創業予定者G氏)『ラーメン屋さんの開業準備中です。注意すべき点をアドバイスしてください。』◎(当事務所担当者)『貴店
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